高圧ガス販売主任者の仕事内容や資格取得の難易度、受験資格・受験方法について

高圧的販売主任者の仕事内容や資格について

よりよい仕事環境を得るために、高圧ガス販売主任者の資格を取得しようと考えている人もいるでしょう。または、すでに資格を持っていて、活用する場を探している人もいるかもしれません。そこで今回は、高圧ガス販売主任者の仕事内容やメリット、活躍できる場所について解説します。また、資格の取得条件や受験資格、受験方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

高圧ガス販売主任者資格の概要

高圧ガス販売主任者とは、高圧ガスの販売業務に携わる場合に必要となる、経済産業省が認定している国家資格を持つ者を指します。具体的には、高圧ガス販売主任者免状の交付を受けており、経済産業省令で指定する23品目に該当する高圧ガスを扱う販売店で、正しい知識を持って保安管理に努める責任者のことです。そのため、高圧ガス販売主任者の仕事に対する責任は、人の命にも関わってくる非常に重いものとなります。

ちなみに、経済産業省令で指定する23品目の高圧ガスとは、アセチレン、アルシン、アンモニア、塩素、クロルメチル、五フッ化ヒ素、五フッ化リン、酸素、三フッ化窒素、三フッ化ホウ素、三フッ化リン、シアン化水素、ジシラン、四フッ化硫黄、四フッ化ケイ素、ジボラン、水素、セレン化水素、ホスフィン、メタン、モノゲルマン、モノシランを成分とする高圧ガスとLPガスです。

高圧ガス販売主任者の活躍できる場所や仕事内容、メリットを解説

高圧ガス販売主任者の仕事場は、主に高圧ガスを扱う企業や、民間へLPガスやプロパンガスを販売する店舗です。仕事内容は、扱ったり販売したりする高圧ガスについての保安に関するものが多い傾向があります。例えば、高圧ガスによる爆発事故の発生を未然に防ぐことなどです。また、高圧ガス販売主任者の資格を取得するメリットとしては、ガス販売業界での有資格者に対するニーズが非常に高いことがあげられます。

そのため、就職や転職の際に祝い金や定期的な資格手当など、給与や待遇面での優遇措置も期待できるのです。また、景気に関係なく需要のある業界であることもメリットといえるでしょう。つまり、収入の安定性が高いということです。

高圧ガス販売主任者の資格の種類、区分の違い

高圧ガス販売主任者の資格は、扱うガスにLPガスが含まれるか否かによって、第一種高圧ガス販売主任者と第二種高圧ガス販売主任者に区分されています。LPガスはとは液化石油ガスのことであり、非常に燃えやすく、爆発しやすい特性をもつのです。第一種高圧ガス販売主任者と第二種高圧ガス販売主任者は、ともに高圧ガスの販売事業所において、販売に際しての保安を含む統括的な業務を行うために必要な資格といえます。

しかし、第二種高圧ガス販売主任者には、LPガス販売所の業務主任者または液化石油ガス法の定める業務主任者の代理者として選任され、LPガスの販売に関する保安に携わることができるという、第一種高圧ガス販売主任者との大きな違いがあるのです。

高圧ガス販売主任者の試験内容と出題される傾向

高圧ガス販売主任者の試験内容は、以下のような内容となっています。

【第一種高圧ガス販売主任者】 
・高圧ガス保安法に係る法令(60分)
・高圧ガスの販売に必要な通常の保安管理技術(120分)
【第二種高圧ガス販売主任者】
・高圧ガス保安法及び液化石油ガス法に係る法令(60分)
・液化石油ガスの販売に必要な通常の保安管理技術(120分)

出題は筆記試験のみであり、そのほとんどが正誤の選択式による試験です。設問の内容が正しいか誤っているかを、◯と☓で選択していくものなので、勉強する際に専門用語を正確に覚えていなくても、ある程度の対応が可能といえるでしょう。

高圧ガス販売主任者資格の取得条件や受験資格、受験方法

高圧ガス販売主任者の受験資格に年齢、学歴などの制限はありません。つまり、誰でも受験が可能です。願書の受付は、通常8月下旬~9月上旬頃までに行われており、試験は全国の約65カ所で実施されます。また、合格が発表されるのは、1月上旬頃です。なお、受験料は非課税であり、以下のようになっています。

【第一種高圧ガス販売主任者資格受験料】 
・インターネット申請の場合:7,400円
・書面申請の場合:7,900円
【第二種高圧ガス販売主任者資格受験料】
・インターネット申請の場合:5,700円
・書面申請の場合:6,200円
受験に関する問い合わせ先は、「高圧ガス保安協会試験センター(03-3436-6106)」です。

高圧ガス販売主任者資格には、石油ガス設備士や液化石油ガス設備士の資格、それに高圧ガス製造保安責任者の甲・乙種化学や甲・乙種機械の資格取得者、または高圧ガス販売主任者を対象とする講習を修了した者は、科目などの試験を免除される制度があります。以下が、免除を受けられる資格の免状と、高圧ガス販売主任者講習の内容です。

・石油ガス整備士免状
LPガス以外の高圧ガス設備工事の作業(硬質管相互の接続の作業、気密試験の作業など)を行うための資格を保証する免状
・液化石油ガス整備士免状
LPガス設備工事の作業(硬質管相互の接続の作業、気密試験の作業など)を行うための資格を保証する免状
・甲種化学、機械責任者免状
・乙種化学、機械責任者免状
この2つは、ともに石油化学コンビナート等高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的な業務を行うために必要な免状です。ただし、甲種は製造施設の規模についての制限はありませんが、乙種には製造施設の規模により、保安技術管理者に選任される場合に限り制限がある点が違います。これらの資格のいずれかを持っていると、高圧ガス販売主任者資格の取得試験で、免除される科目があります。

次は、高圧ガス販売主任者講習の内容です。

・期間:3日間(法令7時間、保安管理技術14時間) 
・検定試験:保安管理技術に対する試験
・講習料金:インターネット申請16,700円、書面申請17,200円
・第一種高圧ガス販売主任者の講習日程:6月頃に年1回開催、全国8ヶ所程度で開催
・第二種高圧ガス販売主任者の講習日程:2月頃と6月頃に年2回開催、全国47ヶ所で開催
この講習を修了すると、高圧ガス販売主任者資格の取得試験で免除される科目があるため、受講する価値は十分あるといえるでしょう。

では次に、資格の免状を取得していたり、講習を受けたりすると免除される科目を、第一種高圧ガス販売主任者、第二種高圧ガス販売主任者の試験それぞれについて紹介します。
【第一種高圧ガス販売主任者の試験の免除科目】
・「法令」が免除:高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)
・「保安管理技術」が免除:第一種高圧ガス販売主任者講習修了者

【第二種高圧ガス販売主任者の試験の免除科目】
・「法令(高圧)」が免除:高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)
・「法令(液石)」が免除:石油ガス設備士免状取得者
・「法令(高圧+液石)」が免除:液化石油ガス設備士免状取得者
・「保安管理技術」が免除:第二種高圧ガス販売主任者講習修了者

・「法令(高圧)と保安管理技術」が免除されるのは、以下の5つの場合です。
1. 高圧ガス製造保安責任者の甲種化学または甲種機械取得者
2. 高圧ガス製造保安責任者の乙種化学または乙種機械取得者
3. 高圧ガス製造保安責任者取得者(丙種化学/液石)(ただし昭和51年2月22日以降に限る)
4. 高圧ガス製造保安責任者取得者(丙種化学/特別)で、第二種販売講習修了者
5. 第二種販売講習修了者で高圧ガス製造保安責任者取得者(丙種化学/特別)、または液化石油ガス設備取得者

また、液化石油ガス設備の免状を持ち、以下の資格も取得していると、全科目が免除されます。
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(甲種化学、機械)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(乙種化学、機械)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/液石、ただし昭和51年2月22日以降に限る)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)で第二種高圧ガス販売主任者講習修了者
なお、次の者も全科目が免除されます。
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/液石、ただし昭和51年2月22日以降に限る)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)で第二種高圧ガス販売主任者講習修了者

以上のように、高圧ガス販売主任者の受験は、持っている資格や受ける講習によって免除される科目があるため、該当する人は有利に受験することが可能です。

石油ガス整備士免状

LPガス以外の高圧ガス設備工事の作業(硬質管相互の接続の作業、気密試験の作業など)を行うための資格を保証する免状

液化石油ガス整備士免状

LPガス設備工事の作業(硬質管相互の接続の作業、気密試験の作業など)を行うための資格を保証する免状

甲種化学、機械責任者免状 ・乙種化学、機械責任者免状

この2つは、ともに石油化学コンビナート等高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的な業務を行うために必要な免状です。ただし、甲種は製造施設の規模についての制限はありませんが、乙種には製造施設の規模により、保安技術管理者に選任される場合に限り制限がある点が違います。これらの資格のいずれかを持っていると、高圧ガス販売主任者資格の取得試験で、免除される科目があります。

dummy_detail04

高圧ガス販売主任者講習の内容、免除される科目

次は、高圧ガス販売主任者講習の内容です。
・期間:3日間(法令7時間、保安管理技術14時間)
・検定試験:保安管理技術に対する試験
・講習料金:インターネット申請16,700円、書面申請17,200円
・第一種高圧ガス販売主任者の講習日程:6月頃に年1回開催、全国8ヶ所程度で開催
・第二種高圧ガス販売主任者の講習日程:2月頃と6月頃に年2回開催、全国47ヶ所で開催
この講習を修了すると、高圧ガス販売主任者資格の取得試験で免除される科目があるため、受講する価値は十分あるといえるでしょう。

では次に、資格の免状を取得していたり、講習を受けたりすると免除される科目を、第一種高圧ガス販売主任者、第二種高圧ガス販売主任者の試験それぞれについて紹介します。
【第一種高圧ガス販売主任者の試験の免除科目】
・「法令」が免除:高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)
・「保安管理技術」が免除:第一種高圧ガス販売主任者講習修了者

【第二種高圧ガス販売主任者の試験の免除科目】
・「法令(高圧)」が免除:高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)
・「法令(液石)」が免除:石油ガス設備士免状取得者
・「法令(高圧+液石)」が免除:液化石油ガス設備士免状取得者
・「保安管理技術」が免除:第二種高圧ガス販売主任者講習修了者

・「法令(高圧)と保安管理技術」が免除されるのは、以下の5つの場合です。
1. 高圧ガス製造保安責任者の甲種化学または甲種機械取得者
2. 高圧ガス製造保安責任者の乙種化学または乙種機械取得者
3. 高圧ガス製造保安責任者取得者(丙種化学/液石)(ただし昭和51年2月22日以降に限る)
4. 高圧ガス製造保安責任者取得者(丙種化学/特別)で、第二種販売講習修了者
5. 第二種販売講習修了者で高圧ガス製造保安責任者取得者(丙種化学/特別)、または液化石油ガス設備取得者

また、液化石油ガス設備の免状を持ち、以下の資格も取得していると、全科目が免除されます。
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(甲種化学、機械)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(乙種化学、機械)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/液石、ただし昭和51年2月22日以降に限る)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)で第二種高圧ガス販売主任者講習修了者
なお、次の者も全科目が免除されます。
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/液石、ただし昭和51年2月22日以降に限る)
・高圧ガス製造保安責任者免状取得者(丙種化学/特別)で第二種高圧ガス販売主任者講習修了者

以上のように、高圧ガス販売主任者の受験は、持っている資格や受ける講習によって免除される科目があるため、該当する人は有利に受験することが可能です。

高圧ガス販売主任者の受験難易度と合格率

高圧ガス販売主任者の資格を取得する試験の難易度は、それほど高くはありません。国家試験としては、やや易しい部類に入るとされています。具体的な合格率は、第一種高圧ガス販売主任者資格の場合は約約50~60%、第二種高圧ガス販売主任者資格の場合は約54~58%です。つまり、受験者の半数以上は合格していることになります。

高圧ガス販売主任者の資格を取得して、よりよい就職・転職を目指そう

高圧ガス販売主任者の資格の取得には、国家試験が必要です。試験と聞くと敬遠しがちな人も多いかもしれませんが、難易度はそれほど高くはなく、満点の6割程度の正解率で合格できるとされています。この資格の取得者を必要としている企業や店舗は多く、就職する際には資格手当などでの優遇が期待できます。より良い仕事に就職や転職をするためにも、高圧ガス販売主任者はとても有効な資格といえるでしょう。

 

 

dummy_detail06

ジョブコンスキル運営 担当

ジョブコンスキルは、ブルーカラーの資格に興味がある方向けの情報メディアです。
製造・運送・警備・建築土木の専門求人サイト「ジョブコンプラス」が運営しています。
資格取得に必要な情報や取得後に活躍できるお仕事など、お役立ち情報満載です。是非ご覧ください!