危険物取扱者

危険物取扱者とは、危険物を扱う作業場において、事故や災害を未然に防ぐための安全管理を行う専門的な資格を持った者を指します。危険物とは、爆発性、引火性、毒性、放射性等の特性を持ち、取り扱いには特別な知識や技術が必要な物質のことです。

資格情報

基本情報

危険物取扱者には、特定危険物、劇物、毒劇物等の区分によって、一定以上の規模や量の危険物を扱うために必要な「甲種危険物取扱者」や「乙種危険物取扱者」といった級別があります。級別によって必要な資格試験の種類や難易度が異なります

難易度・合格率

危険物取扱者の資格取得の難易度は、種別によって異なります。

例えば、甲種危険物取扱者は、一定の規模以上の危険物を取り扱う施設に必要な資格で、試験内容が難しく、実務経験も必要となるため、比較的難易度が高いとされています。

一方で、乙種危険物取扱者は、比較的小規模な施設での危険物取扱いに必要な資格で、甲種危険物取扱者と比較して試験内容も簡単で、実務経験も必要ないため、比較的難易度が低いとされています。

ただし、危険物取扱者の資格取得には、試験だけでなく、危険物の扱いに関する知識や技能を習得するための講習会や実地訓練、実務経験などが必要となります。そのため、資格取得にはそれなりの努力が必要です。

受験資格

危険物取扱者の甲種資格における受験資格は4つあり、下記のいずれかに該当していなければ受験できません。


・大学などにおいて化学に関する学科等を修めて卒業した者
・大学などにおいて化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
・乙種危険物取扱者免除の交付を受け、危険物を取り扱った実務経験が2年以上ある者
・乙種で4種類以上の乙種危険物取扱者免除の交付を受けている者(第1類または第6類、第2類または第4類、第3類、第5類)
・大学で化学に関する事項を専攻し、修士や博士の学位を授与された者

乙・丙種には受験資格は特に定められていません。
年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。

更新の有無

危険物取扱者の免状には、更新と再交付があります。

更新といっても、免状自体の有効期限に関する更新ではありません。

免状に添付されている写真には10年の有効期限が設けられているため、危険物取扱者の免状は10年ごとに更新する必要があります。
また、免状に記載されている氏名や本籍地などに変更があった場合にも、その都度更新が必要です。

再交付は免状の紛失や破損、ひどく汚れてしまった場合に申請すると、新しいものが再交付されます。

試験について

危険物取扱者試験はマークシート方式で行われます。 

合格を勝ち取るには、それぞれの科目で60%以上を正解することが条件になります。 

ちなみに、甲種は5肢択一式・2時間30分、乙種は5肢択一式・2時間、丙種は4肢択一式・1時間15分になっています。 

また、一部免除対象になる科目がある人は、免除科目数に合わせて短縮されます。 

危険物取扱者試験の実施時期や回数は地域によってさまざまですが、人気の高い「乙4」の実施回数は多いようです。

認定団体

都道府県知事

受験者の声

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バブオ さん

都内某大学理工学部応用化学科を卒業して化学・素材メーカーに就職しました。
業務遂行上必要な資格であり、大学の応用化学科を卒業していれば容易に取得出来ます。
一般毒物劇物取扱責任者も取得していますが、危険物取扱者甲種よりも覚える量が多く、却って、危険物取扱者甲種よりも稍難しいかもしれません。
勉強法は問題集だけで十分に合格可能です。
英語(TOEIC、英検等)同様に転職時に於いて役に立ちました。

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マリオネット さん

極端に言えば危険物を扱う場所全てで役に立つ資格ですし日常生活でも役立つ知識が得られると思ったのが取得理由です。役に立った参考書は4類ならオーム社から出ている「乙4類危険物試験 精選問題集」古い本ですが、4類はこれ1冊で大丈夫です。これの問題を90%以上解けるようになれば、まず落ちることは絶対にありません。私は余裕で満点でした。当日本と全く同じ問題が数問も出たのには驚きました。まずは4類の取得だけで良いと思います。後は仕事とかで必要になれば残りの類を順次取得していけば良いと思います。複数の類を取得しておけば、それだけ多くの危険物が扱える証拠になりますから活躍出来る仕事の幅が広がります。私は全ての類を取得しました。全て使ってるわけではないですが、持っておけばいつでも使える。急に扱う必要が出たけど資格が無いから扱えない。とはならない。これはやはり大きいと思ったからです。

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かんちゃん さん

学生時代に取得。就職活動で役に立ちました。資格を持っていることも評価してくださって採用していただきました。
資格で知識を持っていいたので社内の研修や現場でも役立ってます!

お仕事情報

仕事内容

危険物取扱者とは、特定の危険物を取り扱う際に必要な免許を持つ人のことを指します。彼らの主な仕事は、危険物を適切に取り扱い、事故や災害を未然に防ぐことです。危険物取扱者には、危険物の取り扱いに関する法律や規制に関する知識、危険物の特性や取り扱い方法に関する知識、そして適切な装備品の選定や取り扱い方に関する知識が求められます。また、彼らは、危険物の取り扱いに関する作業指示書の作成や作業現場の安全点検を行うこともあります。危険物取扱者は、工場や倉庫、船舶、危険物輸送車両などで働くことが多く、安全性を確保するために厳しい規制が設けられています。彼らの仕事は、安全で快適な社会を維持するために欠かせない重要な役割を果たしています。

どんな人に向いている?

現場を巡回しながら危険箇所や器具の点検をおこなう仕事なので、普段の業務について問題意識をもちながら仕事ができる人に向いています。

取得のメリット

安全管理者は一定規模の職場で配置する必要があることから、取得すれば昇給につながる場合があります。

平均年収

安全管理者は就職後に取得するケースが多く、平均年収はどの企業に就職するかによって異なるでしょう。