チタン溶接技能者

チタン溶接技能者とは、チタンの溶接に関する知識と技術を有する技術者です。チタンは、軽量で強度が高く、耐食性に優れた金属で、航空機や宇宙船、化学工業など、幅広い分野で使用されています。チタン溶接は、チタンの特性に合った溶接方法を使い、溶接部に熱歪みを生じさせないように注意して行う必要があります。チタン溶接技能者は、これらの技術を習得し、安全にチタン溶接を行うことができる者です。

資格情報

基本情報

チタン溶接技能者には、以下の種類があります。

・ティグ溶接技能者
・ミグ溶接技能者

ティグ溶接は、電極とチタン板の間にアークを発生させ、その熱でチタンを溶接する方法です。精密な溶接が可能で、美しい溶接面を得ることができます。
ミグ溶接は、電極から送り出されるワイヤとチタン板の間にアークを発生させ、その熱でチタンを溶接する方法です。ティグ溶接よりも作業性が高いため、効率的な溶接が可能です。

難易度・合格率

合格率は約70~90%程度です。

受験資格

チタン溶接技能者の受験資格は、以下の通りです。

【基本級】:1か月以上の溶接技能を習得した満15歳以上の者。
【専門級】:3か月以上溶接技能を習得した満15歳以上で、受験種類に対応する基本級の資格を所有する者。ただし、基本級の資格に合格することを条件に基本級と専門級を同時に受験することができる。

更新の有無

溶接技能者の適格性証明書は、1年間有効です。1年を過ぎると、サーベイランス(資格継続)の手続きが必要です。サーベイランスを2回受けて、さらに資格を継続したい場合は、資格の再評価(所有する資格の実技試験)を受けなければいけません。再評価の試験は、資格および適格性証明書の有効期間が終了する前8ヶ月から2ヶ月の期間に受験する必要があります。再評価の試験に合格した場合は、新たに資格認証がおこなわれます。

以下に、資格の再評価に関する詳細をまとめます。

再評価の試験は、資格および適格性証明書の有効期間が終了する前8ヶ月から2ヶ月の期間に受験する必要があります。
再評価の試験は、所有する資格の実技試験です。
再評価の試験に合格した場合は、新たに資格認証がおこなわれます。
資格の再評価は、溶接技能者として、常に高い技術を維持していくために必要なものです。資格の再評価に合格することで、溶接技能者としての地位を守り、より良い仕事に携わることができます。

試験について

試験には、学科試験、実技試験から構成されます。学科試験は、解答の正答率で判定されます。実技試験は、外観試験・曲げ試験の規定に基づいて判定されます。

試験に合格するには、学科試験、外観試験及び曲げ試験の全ての評価基準を満たさなければなりません。各試験の評価基準は、次の通りです。

学科試験:正答率が60%以上
外観試験:外観試験の評価基準の規定に基づく
曲げ試験:曲げ試験の評価基準の規定に基づく

認定団体

一般社団法人日本溶接協会

お仕事情報

仕事内容

チタン溶接の資格は、航空機や船舶、自動車などの製造業や、医療機器や半導体製造装置などの精密機械製造業で活かすことができます。チタンは、軽量で強度が高く、耐食性に優れた金属であるため、これらの分野で広く使用されています。チタン溶接の資格を取得することで、チタンの溶接技術を身につけることができ、これらの分野で高収入を得ることができるようになります。

チタン溶接の資格を活かせる仕事の具体的な例は以下の通りです。

・航空機製造業
・船舶製造業
・自動車製造業
・医療機器製造業
・半導体製造装置製造業
・化学プラント製造業
・製鉄所
・造船所
・自動車部品製造工場
・医療機器製造工場
・半導体製造装置製造工場

どんな人に向いている?

以下のような人に向いています。

・機械や金属に興味がある人
・溶接の技術を身につけたい人
・高収入を得たい人
・幅広い分野で活躍したい人

チタン溶接の資格は、難易度が高い資格ですが、取得することで高収入を得ることができるようになります。また、チタン溶接の技術は、他の金属の溶接にも応用できるため、幅広い分野で活躍することができます。

取得のメリット

企業によっては本資格を保有していると資格手当によって給与アップが見込めます。また、本資格を保有することで技術と知識を身に着けている証明となるため、転職にも有利となります。

平均年収

経験やスキルによって異なります。